アスパラガスの育て方|初心者でも簡単!多年草で毎年楽しめる!甘くてやわらかい春の味覚を家庭菜園で育てる

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アスパラガスの育て方|初心者でも簡単!多年草で毎年楽しめる!甘くてやわらかい春の味覚を家庭菜園で育てる

今回は、栄養価が高く、シャキッとした食感と甘みが魅力の「アスパラガス」の育て方をご紹介します。

アスパラガスは一度植えれば10年以上収穫を楽しめる多年草で、初年度の収穫は控えめですが、手間をかけるほど毎年安定しておいしい芽を出してくれます。

家庭菜園の中でも特に「育てて得する」野菜の代表格です!

アスパラガスを種から育てて収穫するには3年ほどかかりますが、家庭菜園レベルでも種から育てて収穫する事は十分可能です。

100円均一のダイソーでも種が販売されており、2袋100円ですので1袋50円です。

アスパラガスは一度植えると10年ほど収穫出来ますので、上手く育てられればコスパ抜群の野菜になりますね。

まあ、3年も待てない、初年度から収穫したい方はアスパラガスの根っこを購入してください。2000円ほどしますが、翌年から収穫可能です。

以下で種から育てる基本的なステップをご紹介していきます。

アスパラガスの基本情報

  • 科名:ユリ科(キジカクシ科)
  • 生育適温:20〜25℃(寒さには強い)
  • 栽培難易度:★★★(じっくり管理が必要)
  • 植え付け時期:3月〜4月(春植え)
  • 収穫開始:定植から2年目以降

※種が固く発芽までに時間がかかりますが、発芽さえすれば後は放任で育ちます。本格的な収穫まで3年必要ですので、畑の空きスペースで育ててください。

おすすめ品種

ウェルカム

国内で人気の品種で、収量が多く家庭菜園にも適しています。太くて甘みのある芽が特徴です。

メリーワシントン

アメリカ原産のロングセラー品種で、耐病性に優れています。やや細めですが育てやすく、初心者にも◎。

アスパラガスの育て方

種の準備

アスパラガスを100均(ダイソー)の種から育てて収穫する方法

種まきの時期は、暖地であれば3月〜4月で、遅霜の心配がなくなった頃が目安になります。

上記の品種以外にも、4月に入るとダイソーで種が販売されると思いますので購入してください。ダイソーは種の数も少ない分安いので家庭菜園では使い勝手がいいです。

アスパラガスの種は固いので、発芽促進の為に種を一晩(8〜12時間)水に浸けてからまくと発芽しやすくなります。

種まき

スーパーで買ったミニトマトを土に植えて「ミニトマト」を大量に収穫する方法

養土は水はけがよく、肥沃な土を準備します。野菜用の培養土であれば基本的にはなんでもOKです。

まき方は、ポットに3粒から5粒ずつまき、覆土は5〜10mm程度にします。発芽温度は20〜25℃が適温になるので注意してください。

育苗

アスパラガスを100均(ダイソー)の種から育てて収穫する方法

アスパラガスは種から育てた場合、収穫まで3年ほどかかります。その為1年目はポットのままで育苗していきます。畑に余裕がある場合は、もちろん植え替えてもOKです。その方が育ちはよくなると思います。

アスパラガスは発芽まで時間がかかり、10〜20日ほどかかります。私は4月の上旬に植えて、下旬ごろに発芽しています。発芽まで19日かかっています。

中々発芽しないので心配になりますが、気長に待ちましょう。

発芽までの間は、最初にたっぷりと水をあげていれば、土の表面が乾いたらあげる程度で問題ありません。私は19日の間に一度しかあげていませんが発芽しています。

アスパラガスを100均(ダイソー)の種から育てて収穫する方法

発芽さえすれば後は特に手間なく育っていきます。成長スピードが速いので、この育苗ポットだと直ぐに狭くなりそうです。

土づくり

土づくり

定植の2〜3週間前に、深さ40cm以上までしっかり耕し、1㎡あたり苦土石灰100g、堆肥3kg、化成肥料100gを混ぜ込んでおきます。根が深く張るので、水はけと保水のバランスがよい土を目指します。

アスパラは一度植えると、10年くらい収穫が続きます。元肥をしっかりと効かせましょう。

苗の植え付け

春(3〜4月)に、根株または苗を株間40〜50cmで植え付けます。植え穴は深さ20cmほど掘り、芽の部分を土の表面から3〜5cm下になるように埋めます。定植後はたっぷり水やりをしましょう。

1年目の管理

植え付けた年は株を太らせる大切な期間です。出てきた芽は収穫せず、すべて伸ばして「茎葉(けいよう)」に育て、光合成で根を充実させます。草丈が1m以上になりますが、そのまま育ててOKです。

2年目以降の収穫と手入れ

2年目から収穫が可能になりますが、最初の年は5〜6本程度にとどめ、残りは伸ばして株をさらに充実させます。3年目以降は春から1日おきに芽が伸び、太くて立派なアスパラガスが次々と収穫できます。

収穫は芽の高さが20cm前後になったタイミングで、根元からハサミで切り取ります。

夏以降の管理

収穫が終わったら、芽をすべて伸ばして株の栄養を蓄える「養成期」に入ります。秋に黄色く枯れた茎葉を地際から切り取り、冬の間は株元をワラや腐葉土などでマルチングして寒さから守ります。

追肥と水やり

春先と夏の2回、株元に化成肥料を与えます。乾燥にやや弱いため、夏場は特に水切れに注意しましょう。収穫期の水分管理が、芽の太さと甘みに影響します。

病害虫対策

  • アスパラガスベト病:茎葉に茶色の斑点が出たら、早めに除去する。風通しを良くして予防しましょう。
  • ヨトウムシ:夜間に茎葉を食害するため、見つけ次第捕殺する。

プランターで育てる場合のポイント

  • 深さ40cm以上、容量20L以上のプランターを使用
  • 1株につき1鉢が理想
  • 乾燥しやすいため、マルチングやこまめな水やりを忘れずに

※一度植えると数年間はプランターを占有します。アスパラ用に大き目なプランターを準備してください。

おすすめレシピ3選|朝どれアスパラをおいしく味わおう

アスパラのベーコン巻き

材料:アスパラ5本、ベーコン5枚、塩こしょう少々

作り方:

  1. アスパラは根元を切り、ベーコンで巻く
  2. フライパンで焼き目がつくまで焼く
  3. 塩こしょうで味を調えて完成

アスパラの卵炒め

材料:アスパラ5本、卵2個、塩少々、サラダ油

作り方:

  1. アスパラは斜め切りにし、卵は溶いておく
  2. フライパンでアスパラを炒め、火が通ったら卵を加える
  3. 半熟で仕上げて完成

アスパラのチーズ焼き

材料:アスパラ4〜5本、ピザ用チーズ、マヨネーズ少々

作り方:

  1. アスパラをゆでて耐熱皿に並べる
  2. チーズとマヨネーズをかけてオーブントースターで焼く
  3. チーズがとろけたら完成

まとめ|一度植えれば毎年楽しめる!アスパラガスを家庭菜園で

アスパラガスは初年度に収穫できない分、翌年から何年も楽しめる優秀な多年草野菜です。深い根を育てるための土づくりと、水やり・追肥のタイミングをしっかり押さえれば、毎年春に立派な芽が顔を出してくれます。

手間は少しかかりますが、そのぶん達成感も格別!ぜひ挑戦してみてくださいね。