小松菜の育て方|家庭菜園でも簡単!年中種がまけて年中収穫できる葉物野菜。成長も早く短期間で収穫可能!
栄養たっぷりで成長が早く、1年中育てやすい葉物野菜「小松菜」。
夏にも冬にも栽培可能で、初心者にもおすすめです。この記事では、畑・プランターの両方での育て方と、おすすめレシピを紹介します。
小松菜の基本情報
- 科名:アブラナ科
- 原産地:日本
- 連作障害:あり(1〜2年空ける)
- おすすめ品種:夏のこまつな、菜々美、楽天
栽培スケジュール(夏栽培)
- 種まき:5月〜8月
- 収穫時期:種まきから約30日後
栽培スケジュール(冬栽培)
- 種まき:11月~3月
- 収穫時期:60日~90日
※冬季は低温対策が必須です。トンネルやべたがけ資材などで二重三重の対策をとってください。 害虫被害はほぼ皆無の時期ですので、発芽さえしてしまえば育てやすいです。
畑で育てる小松菜の方法
土づくり
苦土石灰をまいて酸性土壌を中和し、1週間後に完熟堆肥と元肥(化成肥料)を入れてよく耕します。
種まき
条まきで、条間は20cm程度あけて種をまきます。薄く覆土し、たっぷり水やりします。
間引き
本葉2〜3枚で1回目、4〜5枚で2回目の間引きを行い、最終的に株間5〜7cmにします。
水やりと追肥
乾燥に弱いため、特に夏場は毎日朝の水やりをおこなって下さい。成長を見ながら2週間おきに追肥(液肥または化成肥料)を与えます。
害虫対策
アブラムシやコナガなどの害虫がつきやすいため、防虫ネットやベニカスプレーなどで対策しましょう。害虫対策なしで畑で育てるのは不可能に近いので対策は必須です。
どうしても無農薬で育てたい場合は、害虫が少なくなる冬季に栽培してみてください。
収穫
草丈が20cmほどになれば収穫適期です。株ごと引き抜くか、根元を切って収穫します。根元を残して収穫すると、ふたたび葉が伸びてきて二回目の収穫も可能です。
アブラナ科全般に言える事ですが、春になると菜花が咲きます。まだ葉を収穫する場合は、葉が硬くなるので早めに摘み取ってください。花が咲いたら種も採れますので、自家採取に挑戦しても面白いかもしれません。ただ、固定種以外は再度小松菜が生える保証はないので注意してください。
プランターで育てる小松菜
プランターと土
深さ15cm以上のプランターに野菜用培養土を使用します。幅60cmのプランターで10〜15株ほど育てられます。
種まきと間引き
条まきかバラまきで種をまき、間引きは畑と同様に2回行います。
水と肥料
乾燥しやすいため、朝か夕にたっぷり水を与えましょう。週1回程度の液肥も効果的です。
害虫対策
畑ほどの害虫対策は必要ではありませんが、アブラムシやコナガはつく可能性があります。プランター栽培であれば株数も少ないので、アオムシは捕殺、アブラムシは水で洗い流してください。
収穫
草丈が20cmほどになれば収穫適期です。株ごと引き抜くか、根元を切って収穫します。根元を残して収穫すると、ふたたび葉が伸びてきて二回目の収穫も可能です。
小松菜のおすすめレシピ3選
小松菜と油揚げの煮びたし
材料:小松菜1束、油揚げ1枚、だし200ml、しょうゆ・みりん 各大さじ1
- 小松菜は4cmほどに切り、油揚げは短冊切り。
- 鍋にだしと調味料を入れて煮立て、小松菜と油揚げを加える。
- 中火で5分ほど煮て味が染みたら完成。
冷やして食べても美味しい一品です。
小松菜のナムル
材料:小松菜1束、ごま油・しょうゆ 各小さじ1、白ごま適量
- 小松菜をさっと茹でて水気を絞り、3〜4cmにカットする。
- ごま油、しょうゆ、白ごまと和える。
おつまみにも、お弁当にもぴったり!
小松菜のグリーンスムージー
材料:小松菜ひとつかみ、バナナ1本、水100ml
- 材料をすべてミキサーに入れて滑らかになるまで撹拌する。
忙しい朝にもおすすめの栄養ドリンクです。
まとめ|小松菜は“早育ち”の万能野菜!
暑さに強く、成長も早い小松菜は家庭菜園初心者の味方。
種まきから1ヶ月で収穫でき、炒め物や汁物、サラダまで幅広く利用できる万能野菜です。