ジャガイモの育て方|初心者でも簡単!春と秋に育てられる!家庭菜園初心者にもおすすめの人気野菜
こんにちは!
今回は、家庭菜園の定番野菜「ジャガイモ(馬鈴薯)」の育て方をご紹介します。
ジャガイモは比較的手間がかからず、初心者でもしっかり収穫が楽しめる野菜です。プランターでも栽培可能なので、ぜひチャレンジしてみてください!
種イモ用に販売されているもの以外に、スーパーで売っているジャガイモも種イモに出来ます。ホームセンターなどで売っている種イモは量が多いので、少量育てたい方はスーパーで購入するのもありです。
スーパーで購入したジャガイモからも大量にジャガイモが採れますよ。

ジャガイモの基本情報
- 科名:ナス科
- 原産地:南アメリカ(アンデス山脈)
- 連作障害:あり(3〜4年はあける)
- おすすめ品種:男爵、メークイン、キタアカリ、インカのめざめ
栽培スケジュール
- 植え付け:春植え(2月下旬〜3月中旬)、秋植え(8月下旬〜9月)
- 収穫時期:植え付けから90〜120日後(春植えなら6月頃、秋植えなら11月頃)
ジャガイモの育て方(地植え)
土づくり
植え付けの2週間前に苦土石灰をまいて耕し、1週間前に堆肥と化成肥料を加えて再度耕します。畝幅は60cm、高さ15cmほどが目安です。
種イモの準備
ジャガイモは「種イモ」から育てます。50〜60g程度の小さな種イモはそのまま、大きなものは縦半分にカットし、切り口を太陽光に一日あてて乾かすか草木灰をつけておきます。
秋植えの場合は、種イモが暑さで腐るのでカットはせずそのまま植え付けます。
植え付け
深さ10cmほどの穴を掘り、30cm間隔で種イモを置きます。芽が上になるようにして、上から土をかぶせます。畝の中央に1列植えが基本です。
※従来は芽が上になるように植え付けていましたが、最近は下になるように植え付ける方法もあります。芽を下にする事によって、強い芽のみが発芽するため丈夫な苗になります。また、発芽本数が減るので芽かきの必要が無く、小イモも種イモの下につくので土寄せしなくても収穫できるようになります。
デメリットとしては、発芽率が下がるみたいですが、私が植えたイモは100%の確率で発芽してます。
芽かきと土寄せ
芽が10〜15cmほどに育ったら、1株あたり元気な2本を残して芽かきをします。その後、茎が伸びるたびに数回「土寄せ(株元に土を盛る)」を行うことで、イモが地表に出て緑化するのを防ぎます。
※種イモの逆さ植え(芽が下)の場合は必要ないです。
追肥
芽かきのタイミングで追肥(化成肥料)を行い、土寄せと一緒に肥料を混ぜ込むと効果的です。
収穫
葉が黄色く枯れてきたら収穫の合図です。晴れた日に株元から掘り起こしましょう。掘り上げたジャガイモは、日陰で風通しの良い場所に数日干してから保存します。
後作
ジャガイモの後作にはネギがおすすめです。土壌の消毒効果が見込め、ジャガイモの連作が可能になるそうです。
プランターで育てるジャガイモ
プランター選び
深さ30cm以上、容量15〜20L程度の大型プランターを用意しましょう。品種によっては、植え付け1〜2株が限度です。
用土
市販の野菜用培養土を使用するか、自作する場合は赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合が目安です。
植え付けと管理
底に鉢底石を敷き、種イモを1個〜2個程度植えます。水はけと通気性を重視し、土が乾いたらたっぷり水やりをおこないます。
※プランターでも逆さ植えは有効です。
土寄せ・追肥
茎が伸びてきたら数回に分けて土寄せし、肥料を足していきます。土が足りない場合は追い足してプランターの縁まで盛土しましょう。
収穫
茎葉が枯れたら掘り出して収穫します。プランターをひっくり返すと簡単です♪
栽培のコツ&注意点
- 芽かきは必須:芽が多すぎるとイモが小さくなります。
- 土寄せで緑化防止:イモが地表に出るとソラニン(毒素)ができるので要注意。
- 病気に注意:連作すると疫病などが出やすいので、数年あけて栽培しましょう。
ジャガイモを使ったおすすめレシピ3選
ポテトサラダ
材料:ジャガイモ、きゅうり、ハム、マヨネーズ、塩、こしょう
- ジャガイモは皮をむいて茹で、つぶす。
- きゅうりとハムを加え、調味料で味付けする。
- 冷やしてからいただくと美味しさアップ!
肉じゃが
材料:ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、牛肉、醤油、砂糖、みりん
- 材料を一口大に切り、鍋に入れて炒める。
- 調味料と水を加え、煮込む。
- 柔らかくなったら火を止め、味をなじませる。
フライドポテト
材料:ジャガイモ、塩、油
- ジャガイモを細長くカットし、水にさらす。
- 水気を切って180℃の油で揚げる。
- 揚げたてに塩をふって完成!
まとめ|ジャガイモは家庭菜園の定番!初心者でも育てやすい収穫の喜び
ジャガイモは丈夫で栽培しやすく、春と秋の2回楽しめる嬉しい野菜です。種イモの準備や芽かき、土寄せなど基本を守ればたくさん収穫できます。
自分で育てたジャガイモの味は格別!ぜひご家庭で栽培に挑戦してみてくださいね。