ほとんど手間がかからない野菜10選|家庭菜園初心者におすすめ!
「家庭菜園を始めてみたいけれど、手間がかかるのは大変そう…」そんな方におすすめなのが管理が楽で育てやすい野菜です。種をまいたり苗を植えたら、あとは水やりと収穫を楽しむだけでOK!
今回は、初心者でも簡単に育てられるほとんど手間がかからない野菜10選をご紹介します。さらに「おすすめ品種」「植え付け時期」「収穫時期」「簡単レシピ」もまとめました。
サンチュ・リーフレタス
結球しないレタスは、種をまくだけで次々と葉が収穫できます。害虫も比較的つきにくく、プランターでも栽培可能です。
おすすめ品種:グリーンリーフ、サンチュグリーン、レッドリーフ
植え付け時期:春(3〜5月)、秋(9〜10月)
収穫時期:30〜40日後から随時収穫
おすすめレシピ:サンチュ巻き焼肉、シーザーサラダ、レタスチャーハン
シソ(大葉)
一度植えると夏の間はどんどん新芽が出て、薬味や料理に使えます。「強い香りのおかげで虫も寄りにくく、半日陰でも育ちます」とよく言われていますが、実際は害虫の被害は多いです。路地の場合、無農薬で育てるのであれば防虫ネットは必須です。ただ結構虫に食われますが、枯れるより早く育っていくので害虫に負けて枯れるという事は少ないです。また、青しそ(大葉)は害虫に食われますが赤しそは食われません。ほぼ無傷で路地栽培が可能です。
プランター栽培の場合は害虫被害は極端に少なくなります。ただ、乾燥するとハダニが湧くので過失気味に育ててください。
おすすめ品種:青しそ(大葉)、ちりめん青しそ、赤しそ
植え付け時期:春(4〜6月)
収穫時期:6月〜10月
おすすめレシピ:大葉の天ぷら、冷ややっこの薬味、大葉味噌
シソ(大葉)の栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

ニラ
多年草なので一度植えると数年間収穫できます。株を分ければさらに増やせて、ほとんど追肥や手入れが不要です。
害虫や病気被害は皆無ですが、春・秋と花芽が伸びとう立ち(抽苔)します。これをそのまま放置していると葉が固くなります。種を採らない場合は、早めに摘み取ってください。
おすすめ品種:グリーンロード、タフボーイ、越津ニラ
植え付け時期:春(3〜4月)、秋(9月)
収穫時期:翌年以降、春から秋にかけて随時
おすすめレシピ:ニラ玉炒め、チヂミ、餃子の具
ニラの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

空芯菜(エンサイ)
高温に強く、夏場は放っておいてもよく育ちます。茎葉を切って収穫すると再生するので、長く収穫が楽しめます。
ただ、あまり放置すると株が巨大化し野生化してきます。葉を食害する害虫もいますので、最低でも1週間に一度は収穫してください。柔らかい新芽は茎も柔らかく触感を楽しめますが、巨大化した茎は固く食べられません。
おすすめ品種:タイエンサイ、ベトナムエンサイ
植え付け時期:初夏(5〜7月)
収穫時期:7月〜9月(切り取り収穫)
おすすめレシピ:空芯菜炒め、ナンプラー炒め、ニンニク炒め
空芯菜の栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

ジャガイモ
春に植え付けると、ほとんど手間をかけずに初夏には収穫可能。水やりも少なめで済み、土寄せさえすれば簡単に育ちます。
結構手間がかかると言われるジャガイモも、逆さ植えすればノーメンテで収穫までいけます。芽かきも土寄せも不要です。
おすすめ品種:男爵、メークイン、キタアカリ
植え付け時期:春(3〜4月)、秋(8〜9月)
収穫時期:植え付けから90〜120日後
おすすめレシピ:肉じゃが、ポテトサラダ、フライドポテト
ジャガイモの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

ニンニク
秋に植え付けて、翌年の初夏に収穫する作物。ほぼ放任でも育ち、保存性も高いため人気があります。
ただし、肥料を適量与えないと株が肥大化しません。追肥のタイミングでも必ず適量与えてください。
おすすめ品種:ホワイト六片、ジャンボニンニク
植え付け時期:秋(9〜10月)
収穫時期:翌年6月頃
おすすめレシピ:ペペロンチーノ、ガーリックライス、丸ごとホイル焼き
ニンニクの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

オクラ
暑さに強く病害虫も少ない夏野菜。花が咲いたら数日で実が収穫できるので、家庭菜園の楽しみも倍増します。
種も直接路地に蒔けるので、種を蒔いたら収穫まで放置でOKなお手軽野菜ですが、収穫時期だけ気を使います。収穫適期になったら毎日収穫に出かけてください。オクラは育ちすぎると包丁で切れない程に固くなってしまい、一週間ほどで収穫不可になります。
おすすめ品種:ヘルシエ、グリーンスター、エメラルド
植え付け時期:春(4〜6月)
収穫時期:7月〜9月(開花後数日で収穫)
おすすめレシピ:オクラの和え物、オクラ納豆、オクラカレー
オクラの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

サツマイモ
苗を植えたら放置気味でもツルを伸ばしながら大きく育ちます。肥料もほとんど不要で、収穫時には甘いイモがたっぷり!
サツマイモは害虫・病気ともに皆無で本当に手間いらずです。苗を購入して植えるのが楽ですが、購入したサツマイモから苗を作る事も可能です。
おすすめ品種:安納芋、紅はるか、シルクスイート
植え付け時期:春(5〜6月)
収穫時期:9月〜11月
おすすめレシピ:焼き芋、大学芋、スイートポテト
サツマイモの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

モロヘイヤ
暑さに非常に強く、虫もつきにくい健康野菜。摘心すると脇芽が出て、長期間収穫できます。
おすすめ品種:エジプトモロヘイヤ、沖縄モロヘイヤ
植え付け時期:春(5〜6月)
収穫時期:7月〜9月
おすすめレシピ:モロヘイヤスープ、モロヘイヤのおひたし、納豆和え
モロヘイヤの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

ピーマン
苗を購入して路地に植えたらあとは放置でOKです。剪定方法もいろいろと言われていますが、放任栽培しても1株から50個ほど収穫出来ます。
病害虫に強く、実が食べられる事もほぼ皆無です。実を食べる野菜なので肥料は多めに与えてください。
おすすめ品種:京みどり、こどもピーマン、ジャンボピーマン
植え付け時期:春(4~5月)
収穫時期:夏(7月〜8月)、秋(9月〜10月)
おすすめレシピ:パスタ・カレー・回鍋肉
ピーマンの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ
今回紹介した10種類は、どれも家庭菜園初心者でも失敗しにくい野菜です。毎日のお世話に時間を取られず、収穫の喜びを感じられるので、気軽に家庭菜園を始めたい方にぴったりです。
ぜひご自宅の庭やプランターで試してみてくださいね!