エダマメの後作におすすめの野菜5選|秋冬野菜を上手にリレー栽培しよう!
夏の家庭菜園を彩る「エダマメ」塩茹でして食べれば、ビールのお供にぴったりの人気野菜です。そんなエダマメは、7月頃に種をまいて9月には収穫できることが多く、比較的短期で育つ夏野菜のひとつです。
ところが、エダマメの収穫が終わった後に畑を放置してしまうと、せっかくの家庭菜園スペースがもったいないですよね。
そこで今回は、エダマメの収穫後、9月~10月に植え付け・種まきができる「後作野菜(あとさくやさい)」を5つご紹介します。
どれも秋〜冬に育てやすく、連作障害の心配が少ない野菜を厳選しました。リレー栽培で畑を効率よく使い、家庭菜園の収穫を長く楽しみましょう!
ホウレンソウ(ほうれん草)
エダマメの収穫が終わった9月〜10月に種まきができる代表的な秋冬野菜が、ホウレンソウです。冷涼な気候を好むため、夏の暑さが和らいだタイミングでの栽培に最適。エダマメが終わる頃に、ちょうど良いタイミングでスタートできます。
ホウレンソウは比較的短期間で育ち、種まきから40〜50日ほどで収穫できます。株間をあけてしっかり日光に当てることで、葉が厚く、甘みのある美味しい仕上がりになります。マメ科の後に植えることで、土壌中の窒素が活かされるという相性の良さもポイントです。
ホウレンソウの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

ダイコン(大根)
ダイコンは秋冬の家庭菜園の主役ともいえる野菜で、9月〜10月上旬に種まきをすれば、年末〜1月にかけて収穫ができます。エダマメの収穫跡地を活用するにはうってつけです。
マメ科の後作としても相性が良く、根をしっかり伸ばすために深く耕しておくことが大切です。土壌が固いとまた根(股根)になりやすいので、石や硬い層を取り除いてから種まきしましょう。
葉も美味しく食べられるので、捨てる部分が少なく、家庭菜園向きの一石二鳥の野菜です。
ダイコンの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

コマツナ(小松菜)
小松菜も秋にまきやすく、初心者でも育てやすい野菜の一つです。
エダマメの後にすぐまけば、10月下旬〜11月には収穫が可能で、栽培期間が短いため、手軽に育てられるのが魅力です。
ホウレンソウと比べてアクが少なく、味にクセがないため、お浸しや炒め物、味噌汁の具材など、幅広い料理に使えます。生育温度も幅広く、寒冷地でも比較的うまく育つ野菜です。
また、病害虫も少なく、マメ科の後でも安心して育てられます。
コマツナの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

レタス
エダマメの収穫後におすすめなのが、リーフレタスやサニーレタスなどの葉物レタスです。
9月〜10月に苗を植え付けて、11月頃には収穫できます。気温が下がると苦味が減って甘みが増し、美味しく育つのが秋のレタスの魅力です。
特にリーフレタスは結球しないため、栽培が簡単で失敗も少なく、必要な分だけ摘み取って使えるので、食卓にも便利です。
マメ科の後に育てることで、窒素成分を活かして元気な葉が育ちやすくなります。植え付け前に軽く堆肥をすき込むと、育ちが良好になります。
レタスの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

カブ(蕪)
カブは秋の家庭菜園に最適な根菜で、エダマメ収穫後の畑にもおすすめです。
9月中旬〜10月上旬の種まきで、11月中旬には収穫が可能です。早生(わせ)品種を選べば、約40日ほどで収穫できます。
カブも葉が美味しく、根と葉の両方を楽しめる野菜です。小さめに収穫すれば、サラダなどにも使いやすく、皮ごと食べられるのが魅力で、病害虫も比較的少なく、初心者にも扱いやすい作物です。
土壌中に残った栄養分をうまく利用してくれるため、マメ科の後作にもぴったりです。
カブの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

まとめ|エダマメのあとは、秋野菜で家庭菜園をもっと充実させよう!
今回は、エダマメの収穫後に植えるのにおすすめの「後作野菜」を5つご紹介しました。
- ホウレンソウ:短期間で収穫可能、栄養価も高い
- ダイコン:冬の食卓にぴったりな主役級野菜
- コマツナ:クセがなく育てやすい万能葉物
- レタス:リーフレタスなら初心者でも安心
- カブ:根も葉も食べられて栄養満点
エダマメの後に何を植えるかを考えることで、畑を有効活用でき、季節を通じて栽培を楽しめます。特にマメ科植物であるエダマメは、土壌を豊かにする作用があるため、次に植える野菜の生育にも好影響を与えます。
この秋は、ぜひリレー栽培で家庭菜園の収穫の幅を広げてみませんか?一年を通じて畑を活かすコツは、「後作」を上手に選ぶことにあります!