地這いキュウリの育て方|初心者でも簡単!支柱いらずで育てやすい!おすすめ品種とレシピ付き
こんにちは!
今回は、支柱を立てずに育てられる「地這いキュウリ(じばいきゅうり)」の育て方を、初心者向けにわかりやすく解説します。
地這いキュウリは、地面をはって成長するため風に強く、家庭菜園で人気の品種です。収穫量も多く、夏の料理に大活躍してくれます。
地這いキュウリの基本情報
- 科名:ウリ科
- 生育適温:20〜30℃
- 栽培難易度:★★☆(中級)
- 栽培時期:種まき:4月〜6月/収穫:6月〜8月
地這いキュウリとつるなしキュウリの違い
キュウリには「地這いタイプ」「つるあり支柱栽培タイプ」「つるなしコンパクトタイプ」があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
地這いキュウリ | 地面をはって育つ。茎が長く広がる。 | 支柱不要、風に強く病気にも比較的強い | 場所をとる。実が地面に接触するため敷きわら必須 |
つるあり(立体栽培) | 支柱に絡ませて上に伸びる | 狭い場所でも栽培でき、収穫がしやすい | 支柱が必要。風で倒れやすいことも |
つるなしタイプ | つるが短く、コンパクトに育つ | プランター向き。省スペースで育てられる | 収穫量はやや少なめ |
おすすめの地這いキュウリ品種
- 夏すずみ地這:暑さに強く、味がよく病気にも強い家庭菜園向けの定番品種。
- VR夏秋地這:うどんこ病・べと病に強く、家庭用・直売向けとしても人気。
- 四葉地這いキュウリ:中国原産の昔ながらのゴツゴツした表面が特徴で、香りと味が濃い。
栽培スケジュール
- 4月中旬〜6月:種まきまたは苗の植え付け
- 6月〜8月:収穫(開花から10〜12日ほど)
地這いキュウリの育て方(畑編)
土づくり
日当たりと水はけの良い場所を選び、植え付け2週間前に苦土石灰を100g/㎡まいて耕します。1週間前に堆肥2〜3kgと化成肥料100g/㎡を加えて耕しておきましょう。
種まき・苗の植え付け
- 種まき:1か所に3〜4粒まいて、本葉2〜3枚で1本に間引きます。
- 苗植え:本葉4〜5枚の苗を、株間60〜70cmで植え付けます。
管理のポイント
- 敷きわら:果実が地面に触れないように敷きわらをして、病気を予防しましょう。
- 追肥:植え付けから2週間後から2週間おきに化成肥料を株元にまきます。
- 水やり:乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
病害虫対策
- うどんこ病:葉に白い粉がついたら早めに除去。風通しを良くすることが予防になります。
- アブラムシ:新芽につくので、防虫ネットや黄色粘着シートで防除。
収穫
開花から10日〜12日が収穫の目安です。実が20cm前後になったら早めに収穫しましょう。収穫が遅れると株が疲れ、実のつきが悪くなります。
保存方法
キュウリは冷気や乾燥に弱いので、新聞紙に包んで立てた状態で冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。保存期間は5日程度が目安です。
おすすめレシピ3選
キュウリの浅漬け
材料:
キュウリ2本、塩小さじ1、昆布(5cm)、輪切り唐辛子少々
作り方:
- キュウリを斜めに薄切りにする。
- ポリ袋に材料を入れて軽く揉み、冷蔵庫で1時間以上漬ける。
- 味がなじんだら完成。
キュウリとわかめの酢の物
材料:
キュウリ1本、乾燥わかめ5g、酢大さじ2、砂糖小さじ2、醤油小さじ1
作り方:
- キュウリは薄切りにして塩もみし、水気をしぼる。
- わかめは水で戻し、水気を切る。
- 酢・砂糖・醤油を混ぜて和える。
キュウリとささみの中華サラダ
材料:
キュウリ1本、鶏ささみ2本、ごま油大さじ1、醤油大さじ1、酢大さじ1、白ごま適量
作り方:
- ささみは茹でて裂き、キュウリは千切りにする。
- 調味料と一緒に和え、ごまをふりかけて完成。
まとめ
地這いキュウリは、広いスペースが確保できれば、支柱を立てる手間がなく、栽培も比較的簡単です。たくさん収穫できるので、浅漬けや酢の物などの副菜にも重宝します。
ぜひ、家庭菜園で「地這いキュウリ」にチャレンジして、夏の収穫を楽しんでみてくださいね!