スーパーで買った「ジャガイモ」を植えて「ジャガイモ」をたくさん収穫する方法|家庭菜園初心者でもできる簡単な栽培術
こんにちは!
「ジャガイモって、種イモじゃなくても植えられるの?」と思ったことはありませんか?
実は、スーパーで売っているジャガイモでも上手に育てれば、ちゃんと収穫できるんです✨
今回は、家庭菜園初心者でもできる「スーパーのジャガイモを使った栽培方法」と、「たくさん収穫するためのコツ」をご紹介します!
スーパーのジャガイモは植えられるの?
スーパーのジャガイモでも育てることは可能です。ただし、以下のポイントに注意しましょう。
- 芽が出ているか?
芽が出始めているジャガイモがベストです。 - 消毒されていないか?
輸入品や一部の国産ジャガイモには発芽抑制剤が使われていることも。なるべく「国産」「無農薬」の表記があるものを選びましょう。 - カビや腐敗がないか?
皮がふやけていたり、カビが見えるものはNGです。植えても腐って芽が出ないので選ばないでください。
栽培前の準備
用意するもの
- スーパーのジャガイモ(芽が出ているもの)
- プランター or 畑(深さ30cm以上)
- 野菜用培養土またはよく耕した土
- 苦土石灰(酸度調整)
- 化成肥料 or 有機肥料(牛糞・鶏糞など)
植えるタイミング
春植えは:2月下旬〜4月中旬
秋植え:8月下旬〜9月中旬
地域によって若干異なるので、地元の気候を参考にしてください。秋植えは種イモが腐りやすいので春植えをおすすめします。
春植えする場合も、梅雨の長雨でイモが腐るリスクがあるので2月中には植え付けた方がいいと思います。
スーパーのジャガイモの植え方
ジャガイモをカットする(必要があれば)
小さいイモ(50g以下)は丸ごと、大きい場合は2〜3等分にカットします。カットする場合は、芽の数が平等についているように切りましょう。
切り口を乾かす
カビを防ぐため、風通しの良い日陰で1〜2日乾かします。灰を切り口につける方法もありますが乾かした方が腐り難いです。灰を準備する手間もいらないので、今回は乾かす方法でおこないました。
土づくり
苦土石灰を混ぜて1週間ほど寝かせた土に元肥を入れます。1㎡あたり牛糞堆肥2~3kg、化成肥料か鶏糞を1㎡あたり300g〜500gすき込みます。
植え付け
株間を30cm以上あけ、深さ10〜15cmにジャガイモを植えて上から土をかぶせます。従来は切り口を下に植えましたが、最近は切り口を上にして植える方法が主流になっています。こうする事で、頑丈な芽が出てくるようになり、種イモの下に小イモが付くので土寄せも最低限でよくなります。
たくさん収穫するための管理のコツ
芽かき(間引き)
芽が3本以上出てきたら、元気な2本だけを残してあとは取り除きます。栄養が分散せず、大きなイモに育ちます。取り除く際は、途中で芽が切れたりイモが出てこないように土を押さえながら抜いてください。
この芽に根が付いている場合は、植えてみてください。この芽が育って根にイモが付きます。
土寄せ
茎が20cmくらいになったら、株元に土を寄せてイモが地表に出ないようにします。2〜3回行うと収量アップ&緑化防止になります。
切り口を上にして植えた場合は、イモが地上に露出しにくいです。露出していなければ土寄せは不要です。
私の畑ではイモは露出していないので土寄せはおこなっていません。
水やり
基本的に乾燥気味でOKですが、芽が出る頃と開花期はしっかり水やりをおこないます。ただ、畑で栽培している場合は自然の雨にまかせてOKです。
あまりにも雨が降らない場合は枯れてしまうので、水をあげて下さい。
追肥
芽かきのあとと、花が咲く前に1回ずつ、追肥すると元気な株に育ちます。追肥には鶏糞や化成肥料を100g~200g株間に施肥してください。
⏳ 収穫のタイミングと方法
収穫時期
植え付けから約90〜100日後で、地上の葉が黄色くなって枯れ始めたら収穫のサインです。
栽培後期になるとモザイク病が出てきます。一度病気になると完治せず、イモも育たなくなるので早めに収穫してください。
収穫方法
- 晴れた日を選んで掘り上げる
- 掘ったあとは風通しの良い日陰で2〜3日干して乾かす
- 泥はなるべく落とさず、新聞紙などで包んで保存
ワンポイントアドバイス
- ✔ スーパーのジャガイモは発芽率にバラつきがあるので、少し多めに植えるのがおすすめ
- ✔ 肥料は与えすぎに注意!ツルボケの原因になります
- ✔ 収穫後は同じ場所にすぐ植えない(連作障害を防ぐ)
- ✔モザイク病になった株は直ぐに収穫する
- ✔小さなイモは中毒の危険性あり
まとめ|スーパーのジャガイモでも立派な収穫を楽しもう!
スーパーで買ったジャガイモでも、ちょっとした工夫と管理で十分に美味しいジャガイモが育ちます。
今回、種イモとして芽が出た見切り品を使いましたが、全部の種イモで芽は出ています。植えた後も手間がかからず放置でジャガイモは出来ます。
栽培後期にモザイク病が出てイモが大きくならないものもありましたが、結構な数収穫できました。
家にあるプランターや、庭の片隅でも始められるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
この記事が、家庭菜園の第一歩になるきっかけになればうれしいです
最後までお読みいただき、ありがとうございました!