カブ(蕪)の育て方|初心者でも簡単!プランターでも作れる万能根菜
こんにちは!
今回は、ほんのり甘くて柔らかい食感が魅力の「カブ(蕪)」の育て方をご紹介します。
春と秋に育てられ、特に秋まきは病害虫が少なく、家庭菜園でも栽培しやすい根菜です。浅根性でプランターにも向いており、葉も根もまるごと食べられる万能野菜ですよ!
カブの基本情報
- 科名:アブラナ科
- 原産地:地中海沿岸
- 生育適温:15〜20℃(冷涼な気候を好む)
- 栽培難易度:★☆☆(初心者向け)
- 栽培時期:春まき:3〜5月、秋まき:8〜10月
- 収穫までの期間:30〜60日(品種により異なる)
栽培スケジュール
- 春まき:3〜5月 → 5〜6月収穫
- 秋まき:8〜10月 → 10〜12月収穫
おすすめ品種
耐病ひかり
- 特徴:病気に強く、家庭菜園でも育てやすい白カブの定番
もものすけ
- 特徴:皮が手でむける珍しい赤カブ。甘みが強く生食にも◎
あやめ雪
- 特徴:上部が紫色になる美しいミニカブ。やわらかくてジューシー
カブの育て方(畑・プランター共通)
土づくり
種まきの2週間前に苦土石灰100g/㎡をまき、よく耕します。1週間前に堆肥2kgと化成肥料100g/㎡を施して再度よく混ぜ込み、畝立てします。pH6.0〜6.5が理想です。
種まき
- 条まき(すじまき)または点まきにする
- 深さ5mmほど、間隔は条まきで15cm、点まきで30cm
- 土をかぶせたら軽く押さえて水やり
間引きと追肥
- 本葉2枚で1回目、本葉4枚で2回目の間引き(最終株間10〜15cm)
- 2回目の間引き後に化成肥料30g/㎡を追肥
- 軽く土寄せして根の露出を防ぐ
水やり
- 発芽までは乾かさないように
- 根の肥大期(本葉4枚以降)はやや控えめに
収穫
品種によって異なりますが、直径5〜7cmになったら収穫適期です。大きくなりすぎるとスが入るので早めに収穫しましょう。
プランター栽培のポイント
- 深さ20cm以上のプランターを使用
- 株間15cm、条間20cmを確保
- 水はけと風通しを良くする
家庭菜園でのポイントまとめ
- 冷涼な気候を好むため、秋まきが特におすすめ
- 間引きと土寄せをしっかり行う
- 密植に注意し、風通しを良く保つ
おすすめレシピ3選|根も葉もまるごと活用!
カブの浅漬け
材料:カブ、塩、昆布、ゆず皮(好みで)
作り方:
- カブは薄切りにして塩もみし、水気を切る
- 昆布とゆずを加えて一晩漬け込む
カブのポタージュ
材料:カブ、玉ねぎ、牛乳、バター、コンソメ
作り方:
- カブと玉ねぎをバターで炒め、やわらかく煮る
- ミキサーでなめらかにし、牛乳とコンソメで調える
カブの葉の炒め物
材料:カブの葉、ごま油、しょうゆ、白ごま
作り方:
- 葉を細かく刻み、ごま油で炒める
- しょうゆで味付けし、仕上げに白ごまをふる
まとめ|家庭菜園にぴったりのコンパクト根菜
カブは育てやすく、栄養価も高い野菜です。
短期間で収穫でき、葉も美味しく食べられるため、無駄がありません。春・秋のリレー栽培にも向いていますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!