メロンの育て方|初心者でも簡単!甘くてジューシーな高級果実を家庭菜園で作ろう(スーパーで購入したメロンから種をとる方法もご紹介)
こんにちは!
今回は、家庭菜園の夢「メロン」の育て方をご紹介します。メロンは一見難しそうな果物ですが、ポイントを押さえれば家庭でも十分に育てることができます。自分で育てた完熟メロンを味わう贅沢は格別です!
メロンの基本情報
- 科名:ウリ科
- 生育適温:25〜30℃
- 栽培難易度:★★★(やや上級者向け)
- 主な栽培時期:種まき:3月中旬〜4月/定植:5月/収穫:7月〜8月
- 収穫までの期間:約90〜100日
おすすめ品種
ムーンライト
放任栽培でも高糖度のメロンを収穫できる品種なので家庭菜園にピッタリです。
プリンスメロン
初心者向けで育てやすく、香りのよいネットのないメロンで、甘みもあり育成期間も短いのが特徴です。
ころたん
小型でベランダ栽培にも適した家庭菜園向けのメロンで、1株で2〜3玉収穫でき、甘みも強いのが特徴です。
メロンの育て方
スーパーで購入したメロンの種を育苗
スーパーで購入したメロンから種をとって、育苗ポットにそのまま植えています。種を洗う必要も無く、種の周りのワタごと1㎝ほど埋めて鎮圧し、水をかければ1週間ほどで発芽します。
発芽率も高いようで、ほぼほぼ発芽しています。
土づくりと畝立て
メロンは水はけのよい肥沃な土壌を好みます。植え付けの2週間前に1㎡あたり苦土石灰100gを施しよく耕し、1週間前に堆肥2kgと化成肥料100gを混ぜ込みます。
畝は高さ20cm以上、幅70cm程度で作り、地温を確保するために黒マルチを張ると効果的です。
苗の植え付け
5月上旬〜中旬、最低気温が15℃以上になったら苗を植え付けます。株間は40〜50cmを目安にし、植えたあとはたっぷり水やりをします。
支柱を立てて立体栽培にする方法と、地這いで育てる方法がありますが、家庭菜園では地這いが管理しやすいでしょう。
整枝と摘果
親づるは本葉5〜6枚で摘心し、元気な子づる2〜3本を残して育てます。子づるに実をつけ、1本の子づるに1果だけ残すよう摘果することで、1玉ごとの品質が高まります。
摘果のタイミングは、着果後10日程度の若い果実の中から形の良いものを1つ選びましょう。
人工授粉
確実に実をつけるためには、花が咲いたら朝のうちに人工授粉を行います。雄花の花粉を雌花に軽くこすりつければOKです。
追肥と水やり
着果後に肥料切れすると糖度が下がるため、追肥は2週間に1回ほど、株元から少し離して与えます。収穫2週間前からは水やりを控えめにして、糖度を高めるのがポイントです。
病害虫対策
- うどんこ病:葉に白いカビのようなものが出たら、早期に薬剤で防除
- アブラムシ・ウリハムシ:葉や茎を食害するため、見つけ次第捕殺またはネットで防除
収穫
人工授粉から45〜50日が収穫の目安です。果皮にヒビが入り、ツルが枯れ始めたら収穫時期です。収穫後は2〜3日追熟させると甘みが増します。
プランターで育てる場合のポイント
- 45L以上の大型プランターを使用
- 培養土は野菜用または果菜用を使用し、元肥をしっかり混ぜ込む
- つるをしっかり誘引し、人工授粉と摘果を丁寧に行う
おすすめレシピ3選|家庭菜園メロンをおいしく楽しもう
フレッシュメロンのヨーグルト和え
材料:メロン1/4玉、ヨーグルト100g、ハチミツ少々
作り方:
- メロンは一口大にカットする
- ヨーグルトとハチミツを混ぜ、メロンにかけて完成
メロンシャーベット
材料:完熟メロン1/2玉、レモン汁小さじ1、砂糖小さじ2
作り方:
- メロンをミキサーでペースト状にし、レモン汁と砂糖を加える
- バットに流して冷凍し、1〜2時間ごとにかき混ぜながら凍らせる
メロンの生ハム巻き
材料:メロン、プロシュート(生ハム)適量
作り方:
- メロンを薄くスライスし、生ハムで巻く
- お好みでオリーブオイルやブラックペッパーをかけても◎
まとめ|甘くてジューシーな完熟メロンを家庭で味わおう!
メロン栽培は少し手間がかかりますが、その分、収穫できたときの感動はひとしおです。整枝・摘果・水管理といったポイントを押さえれば、甘くて香り高い自家製メロンが味わえます。
「家庭でメロンを作るなんて!」と驚かれること間違いなし。ぜひチャレンジしてみてくださいね!