大葉(青じそ・赤じそ)の後作におすすめの野菜5選|土を整えて次の栽培を成功させよう!

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大葉(青ジソ・赤ジソ)の後作におすすめの野菜5選|土を整えて次の栽培を成功させよう! 後作におすすめ
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大葉(青じそ・赤じそ)の後作におすすめの野菜5選|土を整えて次の栽培を成功させよう!

大葉(シソ・紫蘇)の育て方|初心者におすすめ!香り豊かで料理の名脇役!初心者でも簡単に育てられる万能ハーブ!

こんにちは!

香り豊かで食欲をそそる「大葉(青じそ)」。夏の食卓には欠かせない人気の薬味野菜ですね。丈夫で育てやすく、プランターでも畑でも収穫を長く楽しめるのが魅力ですが、栽培後の土をそのまま使うと、思わぬトラブルが起きることがあります。

実は、大葉はナス科ではなく「シソ科」の植物。ナスやトマトほど連作障害は強くないものの、栽培期間が長く、土中の養分を多く消費します。そのため、後作を考えずに同じ科や養分を多く必要とする野菜を植えると、生育が悪くなったり病害虫が発生したりすることもあります。

今回はそんな大葉を育て終わった後におすすめの「後作(あとさく)」野菜を5種類ご紹介します。シソ科の特徴を踏まえつつ、土壌改良や畑のローテーションにも役立つ組み合わせを選びました。

ダイコン

大葉の後作として最もおすすめなのが「ダイコン」です。根を深く張るダイコンは、硬くなった土を自然に耕す「緑のすき込み」的な役割を果たしてくれます。大葉の根は浅めなので、ダイコンを植えることで土の層を深くまで柔らかく保ち、排水性・通気性を改善します。

また、ダイコンはアブラナ科の野菜で、シソ科とは異なるため連作障害の心配もありません。夏に大葉を片付けたあと、秋まきで育てるのがちょうどよく、冬の収穫を楽しめます。

ダイコンの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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ネギ

九条ネギの育て方(九条ネギを白ネギみたいにする方法や再生栽培・リポべジの方法も紹介します)

ネギは土壌を清潔に保つ働きがあり、後作に植えると病原菌を減らす効果が期待できます。特に大葉を長期間栽培した後の畑では、土中の微生物バランスが偏りがちになりますが、ネギの根から分泌される成分が悪玉菌を抑え、土をリセットしてくれます。

さらに、ネギは肥料をあまり必要とせず、連作障害も起こりにくいので、後作としてとても優秀です。長ネギでも葉ネギでもOK。畝を再利用して、条植えにしてみましょう。

九条ネギの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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小ネギの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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エダマメ

エダマメ(枝豆)の育て方|初心者でも簡単!ビールのお供としても大人気な夏野菜【家庭菜園】

マメ科の代表格であるエダマメ(枝豆)は、根粒菌の働きによって空気中の窒素を固定し、土壌の肥沃度を回復させる効果があります。大葉を長期間育てた後、エダマメを植えることで栄養バランスを整え、次に植える作物の育ちを助けます。

また、エダマメは生育期間が短く、春から夏にかけての中間作としてもおすすめ。収穫後の根や茎をすき込むことで、さらに有機質が増え、土の状態を改善できます。

エダマメの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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ホウレンソウ

ホウレンソウは短期間で収穫できる葉物野菜で、大葉の後に植えるのにちょうどよいタイミングです。特に秋冬に栽培すれば、夏の大葉の後に畑を空けずにスムーズに利用できます。

ホウレンソウは酸性土壌を嫌う性質がありますが、大葉の残り肥料が多い土壌ではpHが下がっていることもあるため、石灰をまいて中和してから種をまくと発芽率が上がります。肥料を控えめにすることで、やわらかくおいしい葉が育ちます。

ホウレンソウの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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ニンジン

根菜類の中でもおすすめなのが「ニンジン」です。ナス科やシソ科と異なるセリ科に属しており、連作障害のリスクが低いのがポイントです。根が細く深く伸びることで土をやわらかくし、微生物の活動を促す効果も期待できます。

大葉の栽培後は、表層の土が乾きやすくなっていることが多いため、ニンジンの種まき前に堆肥や腐葉土をすき込み、保水性を高めてから播種すると成功しやすいです。

ニンジンの栽培方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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まとめ|大葉の後は「土を整える」野菜を選ぼう

大葉(シソ・紫蘇)の育て方|初心者におすすめ!香り豊かで料理の名脇役!初心者でも簡単に育てられる万能ハーブ!

大葉(青ジソ・赤ジソ)は連作障害こそ少ないものの、栽培期間が長く、土の栄養を使い切ってしまう傾向があります。そのため、後作では「土を回復させる」「根の深さが異なる」「病害虫の発生を防ぐ」といった視点で野菜を選ぶことが大切です。

今回ご紹介したダイコンネギエダマメホウレンソウニンジンはいずれも、土の環境を整えながら次の栽培につなげやすい優秀な後作です。特にネギエダマメは土の健康維持に効果が高く、毎年のローテーションにも取り入れやすい組み合わせです。

大葉を収穫したあとの畑をうまく利用すれば、連作障害を防ぎ、年間を通して安定した収穫が期待できます。畑の力を引き出しながら、無理のない栽培リズムを作っていきましょう!