パクチー(コリアンダー)の育て方|初心者でも簡単!クセになる香り!家庭菜園で育てて楽しむエスニックハーブ
独特の香りと風味で、エスニック料理には欠かせない「パクチー(コリアンダー)」。
実は家庭でも簡単に育てられるハーブのひとつです。
今回は、畑やプランターでの育て方に加えて、収穫後に楽しめる簡単レシピも紹介します。
パクチーの基本情報
- 別名:コリアンダー、シャンツァイ
- 科名:セリ科
- 原産地:地中海沿岸〜中東
- 連作障害:あり(同じ場所での連作は2〜3年空ける)
- おすすめ品種:パクチー(一般的)、カスリメティ(葉の香りが強い)
栽培スケジュール
- 種まき:春まき:3月〜5月/秋まき:9月〜10月
- 苗の植え付け:春まき:6月~7月/秋まき:10月下旬
- 収穫時期:種まきから約40〜60日(葉)、花後は種も収穫可能
パクチーの育て方|畑編
土づくり
水はけがよく、肥沃な土壌を好みます。
植え付け2週間前に苦土石灰(100g/㎡)、堆肥(2kg/㎡)、化成肥料(100g/㎡)を混ぜ込み、よく耕しておきます。
種まき
種は殻付きなので、2つに割ってからまくと発芽率が向上します。条間20cm、1cm間隔でスジまきし、薄く土をかぶせて軽く押さえます。
間引きと追肥
本葉2〜3枚で1回目、5〜6枚で2回目の間引きを行い、最終的に株間10〜15cmにします。
間引き後に追肥(化成肥料)を株元に施します。
収穫
草丈15〜20cmになったら、葉を1枚ずつ摘み取るか、株ごと収穫します。
トウ立ち(花芽が立つこと)前の若葉がやわらかくて香りも豊かです。
パクチーの育て方|プランター編
プランターと土
深さ15cm以上のプランターを使い、株間10cm程度で2〜3列まきます。市販の野菜用培養土でOKで、水はけを重視してください。
管理のコツ
- 日当たり:午前中に日が当たる半日陰が理想(真夏は直射日光に注意)
- 水やり:乾燥しすぎないように注意し、表面が乾いたらたっぷりとあたえます
- 追肥:10〜14日に1回、液体肥料を施す
トウ立ち対策
パクチーは気温が高いとすぐに花芽が立ちます。夏場は半日陰に移動し、花芽は見つけ次第取り除きましょう。
パクチーの保存方法
- 冷蔵:湿らせたキッチンペーパーで包み、袋に入れて野菜室で保存(2〜4日)
- 冷凍:刻んで密閉袋に入れ冷凍(香りはやや落ちるが炒め物に便利)
パクチーを使った簡単レシピ3選
パクチーたっぷりエスニックサラダ
材料:パクチー、レタス、ミニトマト、ナンプラー、レモン汁、ごま油
- 野菜を食べやすく切ってボウルに入れる。
- ナンプラー・レモン汁・ごま油を混ぜたドレッシングで和える。
パクチー自体の味をダイレクトに味わえるレシピです。
パクチーと鶏むね肉のアジア風スープ
材料:鶏むね肉、パクチー、鶏がらスープ、しょうが、塩こしょう
- 鶏むね肉を薄切りにし、しょうがと一緒に煮る。
- 塩こしょうで味を整え、最後に刻んだパクチーを散らす。
パクチー入りチャーハン
材料:ごはん、卵、ベーコン、パクチー、ナンプラー、しょうゆ
- 具材をごま油で炒め、ごはんと卵を加えて炒める。
- 味付けして、火を止める直前にパクチーを加える。
まとめ|パクチーを育てて、香りもレシピも楽しもう!
パクチーは育てやすく、収穫後はさまざまな料理に使える万能ハーブ。
プランターでも手軽に栽培できるので、家庭菜園初心者にもおすすめです。
香り豊かなパクチーを自分で育てて、エスニックな食卓を楽しんでみましょう!