タマネギ(玉葱・たまねぎ)の育て方|甘みと香りを楽しむ定番野菜!畑でもプランターでも栽培可能

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タマネギ(玉葱・たまねぎ)の育て方|甘みと香りを楽しむ定番野菜!畑でもプランターでも栽培可能

こんにちは!

今回は、料理の基本食材として欠かせない「タマネギ(玉葱)」の育て方をご紹介します。タマネギは和洋中どんな料理にも合い、長期保存ができる便利な野菜です。少し生育期間は長めですが、コツを押さえれば家庭菜園でも立派に育てられます。

サラダで爽やかに、炒めて甘みを引き出して、煮込みでコクをプラスする万能野菜を、自分の手で育ててみましょう!

タマネギの基本情報

  • 科名:ヒガンバナ科(ネギ属)
  • 生育適温:15〜20℃(苗期)、10〜15℃(肥大期)
  • 栽培難易度:★★☆(中級)
  • 主な栽培時期:種まき:9月上旬〜中旬、定植:11月上旬、収穫:翌年5〜6月
  • 収穫までの期間:約7〜8か月

おすすめ品種

ネオアース

貯蔵性に優れ、甘みと香りのバランスが良い中晩生品種で、長期保存用におすすめです。

もみじ3号

大玉で甘みが強く、煮込み料理にも向く中生品種で、家庭菜園で人気の高い定番タマネギです。

札幌黄

北海道の伝統品種で、煮込むととろけるような甘みが特徴で、カレーやスープにぴったりです。

タマネギの育て方(畑・プランター共通)

土づくり

土づくり

定植の2週間前に1㎡あたり苦土石灰100gをまいてよく耕します。その後、完熟堆肥2〜3kgと化成肥料100gを施して畝を立てます。根が浅く広がるため、排水の良いふかふかの土が理想です。

種まき・苗づくり

9月上旬〜中旬に育苗床やセルトレイに種をまき、薄く覆土して発芽させます。苗が鉛筆の芯くらいの太さ(約6〜8mm)になったら定植適期です。

苗の植え付け

11月上旬、株間12〜15cm、畝幅60〜70cmで植え付けます。深植えは根腐れの原因になるので、苗の白い部分が少し見えるくらいに植えるのがポイントです。

水やりと追肥

冬場は乾燥気味に管理し、春になって葉が伸び始めたら月に1回程度、株元に追肥(化成肥料30g/㎡)を行います。肥料が切れると球の肥大が悪くなるため、3月〜4月は特に注意しましょう。

収穫のタイミング

5月下旬〜6月上旬、葉が7〜8割倒れたら収穫適期です。晴天の日に収穫し、風通しの良い場所で数日乾燥させてから束ねて吊るし、保存します。

病害虫対策

  • べと病:葉に黄色い斑点が出たら早めに摘除し、予防的に風通しを確保
  • ネギアブラムシ:葉の付け根や葉裏に群がるため、防虫ネットや早期防除が有効
  • 灰色腐敗病:収穫後の保存中に発生しやすいので、傷つけないよう注意

プランターでの育て方

  • 深さ30cm以上、容量20L程度のプランターを使用
  • 株間10〜12cmで1列または2列植えにする
  • 冬は霜よけに不織布をかけて保温すると生育が安定

おすすめレシピ3選|タマネギの甘みを引き出そう!

オニオンスープ

材料:タマネギ2個、バター10g、コンソメ2個、水600ml、塩・こしょう適量
作り方:

  1. タマネギを薄切りにし、バターで飴色になるまで炒める
  2. 水とコンソメを加えて15分煮る
  3. 塩・こしょうで味を調えて完成

タマネギの丸ごとロースト

材料:タマネギ4個、オリーブオイル大さじ2、塩少々
作り方:

  1. タマネギの皮をむき、十字に切り込みを入れる
  2. 耐熱皿に並べ、オリーブオイルを回しかける
  3. 200℃のオーブンで30〜40分焼く

タマネギの甘酢漬け

材料:タマネギ1個、酢100ml、砂糖大さじ2、塩小さじ1
作り方:

  1. タマネギを薄切りにして水にさらす
  2. 酢・砂糖・塩を混ぜ、タマネギと和える
  3. 冷蔵庫で1時間以上漬けて完成

まとめ|育てる楽しみと保存の利便性が魅力のタマネギ

タマネギは時間をかけてじっくり育てる野菜ですが、その分収穫時の喜びもひとしおです。貯蔵がきき、料理にも幅広く使えるため、家庭菜園の定番としておすすめ。畑でもプランターでも育てられるので、ぜひ挑戦してみてください!