イモリ(両生類)の夏を快適に過ごす方法【冷房・冷却ファン・発砲スチロール】
今年も熱い夏がやってきました。
イモリにとって日本の夏はやっかいで、適水温20度の彼らにとっては地獄の暑さになります。そもそも日本産の彼らが暑さに弱いってのも不思議ではありますが。
まあ、イモリももともとは高地の綺麗な川とかで暮らしていたので、夏の暑さもそこまで問題にならなかったんでしょうね。
私の家も、夏になると室内温度40度とかになるので、なんの対策もしていないとそのまま死んでしまいます。正直30度くらいまでは耐えてくれますが、それを超えると弱ってきてしまいます。
イモリの寿命も平均で10年ほどありますので、快適に夏を乗り越えてもらうための方法をご紹介します。
冷房を使う
まずはこれ。もう最強の暑さ対策です。居住空間にイモリの水槽も持って来れば快適に過ごせます。室温も20度代になるので、餌もバクバク食べます。
ただ難点は、電気代が高額になる事です。人がいればまあいいんでしょうが、いない時もつけっぱなしにしないと意味がないです。
24時間冷房をつける部屋を一部屋のみにしても月2万くらいはかかりそうです。
冷却ファンを使う
こういう奴です。各メーカーから販売されています。
これも中々優秀で、ファンを回していれば30度を超える事は無いです。ただ気化熱で水温を下げる為、水槽の水が凄まじい勢いで無くなります。
干上がりますので、水の補給はこまめにおこなってください。
冷却ファンは自作出来ます。自作記事はこちらです。
春に餌を多く与える
イモリの適温は20度ですので、春と秋に餌を爆食いします。正直与えれば与えるだけ食べますので、食べ過ぎ注意なんですが、夏に食欲が落ちる事も加味して多めに与えてください。
イモリも30度近くなると餌を食べなくなります。
ただ、イモリは代謝が著しく低いので、しばらく餌を食べなくても死にません。その為、春に餌を食いだめしていれば夏に食欲が落ちても、そのまま秋まで乗り切れます。
また、同じく冬も寒くて冬眠してるみたいになりますので、秋に餌をたっぷり与えてあげてください。
これが安くておすすめです。量も少ないので、劣化する前に全部食べれます。
自作の冷却水槽
はい、皆さんご存知「発砲スチロール」です。
これ中々優秀で、水温を一定に保ってくれます。今回イモリに使いますが、以前はエビの養殖に使っていました。エビも元気に繁殖していましたよ。
水槽が入る大きさであれば、そのまま水槽を入れて保冷剤をいれて完成です。
密閉していても問題無さそうですが、酸欠になるのも嫌なので空気穴を開けました。
イモリは発砲スチロールも登るので、空気穴は必ず網で塞いでください。
今回は中を見たかったので、ちょっと大き目に開けましたが、空気穴なので、もっと小さくてもOKです。まあ、その方が保冷能力が上がっていいと思います。
まとめ
今回イモリの夏対策の方法をいろいろご紹介しました。
まあ、イモリの事を考えれば年中空調をつける事をおすすめします。
ただ、空調をつけっぱなしで快適にしていると餌を良く食べ続けますので、体調管理に気をつけてください。
また、代謝が高いままなので寿命が短くなるそうです。少しでも長く生きて欲しいなら、夏・冬はあまり餌を与えずに、代謝を抑えた方がいいみたいです。