DA64V・DA64W(エブリー)のドアミラーから異音がして動かなくなった時の直し方
愛車のエブリー(DA64V)のドアミラーが左側のみ異音がするようになり、電動で動かなくなっていました。
異音というのも、ガガガガというようなギアがかみ合っていないような音で、モーターは正常に動いている音がしています。
ミラーの開閉もモーターは動かしたいのに、何かに詰まって動かないような感じでした。
運転自体には影響なく、車検も通っていたので数年間このままにしていましたが、今年車検を受けた際に指摘され交換が必要になってしまったので、自分で直すことにしました。
前回問題無く通ったんですけどね?見る人の主観によるんですかね?
という事で、DA64V(エブリー)のミラーの直し方をご紹介していきます。DA64W(エブリー)も一緒ですので、エブリー乗りの人は参考にしてみてください。
必要な道具
今回の整備に使う道具です。無いものは追加してください。
まずはミラーを外す
今回は左側のミラーが壊れたので、左側のミラーを外します。最悪外さなくても修理出来そうな気もしますが、修理しにくいので外します。
ミラー部分にある内装を外します。赤丸部分にボッチがあるのでそこを壊さないように垂直に剥がします。
固くは無いので素手で外せます。
中に本体とミラーを繋ぐコネクターがあるのでそれも外します。赤丸部分にボッチがあるので、マイナスドライバーなどで押しながら外します。
赤丸のボルトを外します。かなり固く留められているのでインパクトで外した方が楽です。ナット径は10mmです。
ミラーを分解する
ミラーが外せました。ミラーを外す際に、赤丸の部分が引っ掛かるようになっているので注意して外してください。
ミラー内の鏡を外します。三点ではめ込まれているだけなので、写真のように鏡を傾けていくと外れます。バコッと音がして外れますのでちょっとビックリしますが、壊れる事はないと思うので力を入れて外してください。
鏡が外れたら、ミラー裏側のカバーを外します。赤丸内の爪で留めてはめ込んでありますので、ドライバー等で押しながら外していきます。
写真左側にカバーの裏側で見えない所に一ヵ所爪がありますので、壊さないように注意してください。
カバーを外した写真です。左側の見えない部分の爪を確認してください。外す際に一ヵ所爪が折れました。
経年劣化してますので外す際は注意してくださいね。
※一ヵ所壊れましたが、特に問題無くミラーに留まっていますので一ヵ所くらいなら壊しても大丈夫そうです。
ミラーの駆動部を外していきます。ミラー下側に4ヵ所ネジがあるので全て外してください。
こんな感じで外れます。赤丸側のコネクタが固定されていますが、このままだとモーター部分を分解出来ないので、外していきます。
黒い緩衝剤みたいなものはハサミでカット出来ます。
モーター部分を外していきます。
この中のギアが壊れているのが原因で動かなくなっています。
モーターの蓋部分に基盤とモーターが入っていますので、注意して取り外してください。
ギアを交換する
この白いプラスチックギアを取り出します。金属の小さな固定用の金具が二つ付いているので無くさないように取り出してください。
赤丸の部分が外れるので無くさないようにしてください。
ギアが破損していますね。というか、軸の一部がまるまる欠損していますね。
DA64シリーズのミラー故障はこのギアの破損が原因の事が多いみたいです。
今回はこれを新品に交換したところ治りました。
あとは元通りに組み立てて完了です。せっかく分解したのでこの際にグリスを塗り直してもいいかと思います。
私はグリスを購入していなかったのでやりませんでしたが、グリスを塗った方がもちは良くなるかと思います。
まとめ
今回のミラー故障の件ですが、メーカー正規での修理になるとミラー自体の交換になり数万円の出費になるとの事です。
しかも純正パーツの製造は終了しているので中古ミラーでの交換になります。
数万もかけてミラーを治す気にはなれないので、互換部品(ギアのみ)をネット通販で購入して直しました。
今回は安いプラスチック製にしましたが、金属製もあるみたいです。
まあ、また壊れて車検に通らなかったらその時に考えればいいかなと思ったので安い方にしましたが、もうしばらく乗る方は金属製にしてみてもいいかと思います。