【スワップ投資】南アフリカランドの南アフリカってどんな国?
南アフリカランドに投資しています。
投資金額等はこちらにまとめています。
南アフリカに投資しているのに、あまり南アフリカについて調べた事がなかったです。
さすがにまずいと思い、基本的な事を調べてみました。
数字関係は、2019年8月17日現在の数値になります。
各データは、「世界銀行」「ジェトロ」「外務省」のHPより引用しています。
南アフリカ共和国の経済指標
人口:5773万人(日本:1億2680万人)
人口増加率:1.24%(日本:-0.16% 世界:1.16%)
GDP:3494億ドル(日本:4兆8720億ドル)
一人GDP:6182ドル(日本:3万8440ドル)
GDP成長率:1.32%(日本:1.7%)
物価上昇率:5.3%(日本:0.47%)
失業率:27.5%(日本:2.81%)
政策金利:6.75%(日本:0.3%)
※各経済指標を並べてみました。()の中で日本と比べています。
南アフリカ共和国の経済状況
南アフリカは、アフリカの全GDPの約20%を占めており、アフリカ諸国の中で第2位の経済大国として、アフリカ経済を牽引している。
最大の貿易相手国は中国であり、「EU」「米国」「日本」との貿易関係も活発である。
最近では、他に「サウジアラビア」「インド」「南部アフリカ諸国」との経済関係強化も重視している。
南アフリカは、1996年に「金融政策」「貿易の自由化」「財政の健在化」「諸規制の撤廃」を掲げたマクロ経済戦略「成長・雇用・再分配(GEAR)」を策定し、以後自由化による経済成長路線を歩んできた。
近年では、2030年までの国家計画である国家開発計画(NDP)の早急な実施が望まれている。
南アフリカでは、19世紀後半に「ダイヤモンド」「金」が発見されて以降、鉱業主導で成長し、これによって蓄積された資本を原資として製造業及び金融業が発展してきた。
しかし、近年ではかつての主力産業であった鉱業の比率が1981年の対GDP比23.7%をピークに減少を続け、2015年には対GDP比7.7%まで縮小する一方で、金融・保険の対GDP比の割合は、1991年の14.6%から2015年の21%へと大きく拡大するなど、産業構造が変化してきている。
2015年のGDP産業別内訳は、「第一次産業が10%」「第二次産業が21%」「第三次産業が69%」と先進国同様、南アフリカ経済は第三次産業の割合が高くなってきている。
しかしながら、貿易では依然鉱物資源輸出への依存度が高い。
近年の南アフリカ経済は、2008~2009年の世界金融危機後により、投資・輸出の不振等が響き、2009年の経済成長率は-1.5%に転落した。
その後は、金融危機以前の水準には及ばないものの、2010年には「3.1%」2011年には「3.5%」と成長率は上向き傾向を示していた。
しかし、2015年は中国経済の減速に伴う鉱物資源価格の下落による影響に加え、長引く労働争議、電力供給不足、干ばつとそれに付随する水不足の影響により、1%前半の低い成長率を記録し、2016年には0.6%、2017年には1.3%、2018年には0.8%の成長率となった。
インフレ率は上昇傾向にあり、2016年には政府のインフレ目標範囲である3%~6%を上回る6.2%を記録した。
その後、「2017年5.3%」「2018年4.6%」と徐々に回復傾向にある。
低成長や政府債務の増大などが懸念されており、各格付け機関は南アフリカの長期信用格付けを段階的に引き下げてきている。
また、失業率の高さは依然として大きな社会問題となっており、2010年以降からは25%前後を記録し、2017年・2018年にはそれぞれ「27.5%」「27.1%」と悪化傾向を示している。
2014年に深刻化した電力供給不足は、その後比較的落ち着きを見せている。
他方この落ち着きはピーク対応電源フル稼働や既存石炭火力発電所のメンテナンススケジュール調整等による一時的な対応に過ぎず、新規電源開発等のための資金不足は引き続き問題となっている。
政府は、石炭やガスといったベースロード電源のIPP(独立系発電事業者)を開始するとともに、新規原子力発電所建設計画の調達に向けた閣議決定を行う等、電源開発に努めている。
南アフリカランドの動き
基本右肩下がりのチャートになります。10年で5円くらい下がってますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回初めて、南アフリカについて調べてみました。
指標的には、まだまだ発展途上国なんだなーと感じました。
気になる指標としては、失業率の高さです。30%近くまであるのは、日本に住んでいると異常に感じてしまいます。
ただ、資源国のイメージがありましたが、現在の産業構造は違い、第三次産業が70%を占めるまでになっていました。
しかしもろもろあり、発展国の割に低い経済成長率で推移しています。
こう調べてみると、南アフリカってまだ微妙な感じですね。