上場会社勤務の30代男性が鬱病で休職した話
前回の記事で話したとおり「抑うつ状態」と診断され、1ヶ月休職するようにとの事だったので1ヶ月休職することになりました。
前回の記事はこちら
前回の記事もそうですけど、意外とこういう系の記事ってネット上に無いんですよね。
検索方法が悪いのかな?お堅い記事は沢山出てきますけど、実際の手続き系は皆無なのであまり参考にならないんですよね。
てことで、実際に休職するまでの体験をまとめました。ここからは私の事例なので、それぞれ会社ごとにフローは違うと思います。まあ、参考にして頂ければ幸いですね。
人事部に報告
病院で診断書をもらったら、まずは人事部に休職したい旨を報告します。
上司が信頼できるなら上司でも良いですけど、こういう話は直接人事にした方が断然早いです。
うちの会社は、人事部の問い合わせフォームがあるのでそこから問い合わせをしました。会社によっては電話とかメールになると思いますが、なんでもいいので人事に相談してください。
具体的には「病院で休職の診断書を貰ったので、休職の手続きを教えてください」とフォームに入力しました。
で、朝問い合わせして返信が無かったので、夕方再度問い合わせフォームを送ったら連絡がきました。
いや~、こういう疾患って人とやり取りするのキツイから、あまり負荷かけないで欲しいんですけどね。
メールで返信が来て、そのメールに診断書を添付して(写真でOK)返信してほしいとの事です。
当日したことはこれで終わりです。
翌日、一応人事の人と電話で話して、その後に支社のトップと電話で話して無事休職する事になりました。
電話で話した内容も、基本休職する前提の話なので、特段何もなかったです。
「体調どうですか?」って聞かれますけど、どうですかって????辛いよ。
なって初めて思いますけど、なってみないと「鬱」の辛さってマジでわかんないですね。
休職は1ヵ月から
この辺も症状とかによると思いますけど、診断表には1ヵ月の休職が必要と書いてありました。
なので1ヵ月休みます。その後は1ヵ月ごとに診断表を提出するみたいです。
他、誓約書にサインさせられました。
内容は・・・
1、税金や社会保険料金は払え
2、休職中は治療に専念しろ。会社が求めたら報告しろ。
3、復職する場合も診断書を出せ。
うちのはこんな感じでした。まあ、特に問題のある項目は無さそうですね。
給料の補てん
うつ病で休職する場合、当たり前ですが会社から給料は振り込まれません。まあ、働いていないので当然ですけどね。
その為、国の制度で健康保険から傷病手当金として、給与の約3分の2が最長1年6ヶ月にわたって支給されます。
会社によっては、残り3分の1を「就業不能保険」等で賄ってくれるところもあります。ここは人事とかに確認してみてください。無ければ諦めてください。
また、これも当たり前ですが税金や社会保険(健康保険・年金)等は給料天引きされません。給料無いですから。
この分を会社に毎月振り込む必要があります。流れとして、健康保険から傷病手当金が振り込まれる。税金として必要分を会社に振り込むです。
まとめ
今回私の場合は、人事異動で「鬱」になったわけですが、他にも知人でパワハラに悩んで「鬱」になったって事例もありました。
少しでもおかしいなと思ったら早めに病院で診断してください。早めに休職出来れば復帰も早まります。
また、今回スムーズに休職に入れたのも人事制度が整っていて、マニュアル的に処理してくれたってのが大きかったと思います。
まあ、うちの会社も1部上場してますし、今まで何人も鬱で休職してるのもみてますしね。
もう「鬱」に関しての休職・復職のフローが完璧に出来上がっているんでしょうね。
てことで、仕事を選ぶ際にも人事部がちゃんとある規模の会社に行くって大事です。もろもろリスクヘッジになりますから。
まあ、個人の自由ですが新卒で就職する人はその辺も考慮して会社を選んでくださいね。